明日を考える経営

- 経営者・幹部へのアドバイス No.12 -

オリジナル製品開発のススメ

 中小企業は自社製品で独自の分野、独自の販売力で顧客開拓をしている元気な企業があります。一方、下請に徹している企業が大部分でしょう。それも、特定顧客の1社に50%以上の売上を頼っている企業もあります。経営上では、売上の片寄りは危険といわれています。

 しかし、顧客がその分野でシエアNo.1の優良企業であれば、それもよい戦略です。その顧客が下位のシエアであると競争淘汰された時に、下請も売上ダウンで経営危機になることが多いのです。

 低成長で先行き不透明の環境では、自立した独自のコアコンピタンスによる経営が求められます。これは言うのは容易であるが為すのは難しいことです。その難しさを越えるのが中小企業に課せられた独自性の確立であり、競争市場での差別化になるのです。それがオリジナル製品開発です。

 オリジナル製品は、どのようにして生まれるのか、最初はお客様のニーズに応えて、困っていることの解決、高い精度をもとめられて四苦八苦で達成したというような中からオリジナル製品の原型が生まれてくるのです。


 ハサミを製造している小企業ですが、自社ブランドのロゴをマーキングした製品を海外に輸出して堅調な経営をされています。下請から脱して自社ブランド製品を実現されたのです。

 当初は、各種ハサミを注文に応じて製造していたのですが、リンゴ、梨、ブドウ等の果樹を収穫するための鋭利で、軽量で、切れ味の持続するハサミという顧客の多種多様の要望に応えて開発しているうちに技術が蓄積されて、他社と差別化できる製品ができあがってきたのです。

 お客様から指名買いされる「こんなのが欲しかった」という製品を創り出すことがメーカーとしてのやり甲斐になり、それが次の新製品開発の意欲につながっていくのです。

(2005.8.26 長谷川好宏)
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 長谷川 好宏
ISOコンサルタント 長谷川 好宏
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