明日を考える経営

- 経営者・幹部へのアドバイス No.15 -

技術経営で未来顧客を開拓せよ

 2010年は中国で万国博覧会が開催される。この頃には、日本製造品の汎用的なモノは大部分が中国で生産できているだろう。したがって、日本の製造業は5年以内にモノづくりのレベルを向上させ、中国の製造業には、できないモノをつくる技術を確立する必要がある。

 日本の中小企業は「技術を核にした経営」を行い、顧客に密着し、お客様の課題解決を図り、「顧客価値拡大を目的」としたモノづくりに転換することが必要である。既存分野もしくは、新分野で独創的・先進・先端的技術開発を行い、お客様へ「顧客価値の提供」を目的とせねば生き残れない。
 すなわち、「未来顧客づくり」を目指すことである。そのためには、未来顧客はどのようなお客様になるのかイメージする。顧客の困り事を解決するシーンを想像するのである。

 板金工事業のH社の社長は、体育館や工場建物の壁面に設けられている空気取入口のガラリを風速48mまでは、雨水が建物に入り込まないモノを開発した。お客様の困っていることから、欧米製品に負けないガラリを実験の繰り返しで開発した。このガラリを「新しい顧客の獲得」のための製品にするために、流通ルートを整えられた。もちろん、新製品のガラリは特許申請中である。
(2005.12.26 長谷川好宏)
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 長谷川 好宏
ISOコンサルタント 長谷川 好宏
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