ウイズダムマネジメント

明日を考える経営

- 経営者・幹部へのアドバイス No.25 -

芯ブレのない経営

 新春を迎えて、経営者の年頭挨拶には経営方針が話されます。
このことは経営にとって大事なことです。

 経営者の事業に対する考え方と、今年は何に重点を置いて経営をしていくかということを示すべきです。
社員は、現場作業者の人、梱包発送する人、営業の人、経理・総務の人、雑務をする人、食堂まかないの人など、正社員以外にも、パートタイマーの人や契約社員の人、派遣の人など様々でしょう。

 これらの人にもれなく、経営者は経営方針として具体的な内容で、部署の違う人にも当てはまるように話すことです。

 例えば、「生産は○○製品に集中し、製品改善による品質向上と25%コストダウンを実現する」「販売も△△地区に集中し、10%の増客を実現しょう」「現場では搬送を改善し、生産性向上を15%アップを実現してほしい」「○○分野の顧客開拓をターゲットに3社は開拓しょう」というように、経営者の考え方を話すのです。
   
 漠然と話したのでは、頭に心に残りません。
社員一人ひとりに「あなたはこのことを今年一年確実にやってください」と訴えます。
経営者の熱情を伝え、かつ、不退転の決意を示します。
それによって、社員は「社長はそのように考えているのか」「社長を見直した、自分なりに仕事で社長の思いに応えたい」と脳裏にコミットメントするのです。

 年頭だけでは、十二分に話せない時は、朝礼などに分けてでも伝えるべきことは徹底して話します。
これによって、社員はムダなく効率よく作業・業務に精を出します。全社員の精を出す方向が定まるのです。
社員同士にコミュニケーションが生まれて、互いにチームワークが行われていきます。

 年頭ですので、「経営環境を分析し、厳しい環境に適応しょう」と語りやすいのですが、環境が如何にあろうとも自社の経営を芯ブレのない岩盤の上に築くことを優先すべきです。

 事例を述べますと、大阪府枚方市の中小企業団地にある株式会社福井製作所は、数少ない自社のコア・コンピタンスに集中し、安全弁という特殊でニッチ分野で、かつ高い品質を求められる製品のイノベーションで成功を収めた会社です。
その社是は「必要な企業・必要な製品・必要な人物」です。
一点集中主義によって、アメリカ国家庁のASME品質保証システムの取得、主弁バネを使わない画期的なパイロット式安全弁の開発、科学技術庁の原子力発電「文殊」への蒸気用安全弁の納入、臨界圧安全弁の開発など世界のFUKUIと言われる高い技術力と無借金安定経営の実現を果たしています。
http://www.fkis.co.jp/j_welcome.html

 毎年、1月の心が改まっているこの時を逃してはなりません。
経営者は、自分の信念を新春を迎えて明確に告げるべきです。
 
 この4本柱について、新春を迎えて、経営者は年頭メッセージとして自社の方向を社員に示し、芯ブレがないように徹底することを求めなければならない。事例は、経営者が4つを実践された結果です。
このように自社の経営方針が、今年から明日の経営に向けて成長と発展を決定づけるのです。
 
(2007.1.1 長谷川好宏)
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