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- 経営者・幹部へのアドバイス No.18 - | ||||||||||||||
戦略より経営の足腰を強くする |
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オリジナル商品を創ることは、経営課題の1つです。 アジア圏の日本を考えた場合、どのような戦略をとるかが経営会議のテーマにもなる。そのような時の分析方法として、経営の「強み・弱み」を見る「SWOT:スワット」分析が行われる。
これをオペレーションという。SWOT分析から強み・弱みを明確にした後は、オペレーション分析を薦めたい。 オペレーション分析は、次の図で示したようになる。 経営の実務の流れ、営業から物流出荷を経て、顧客に引き渡されるまでを図解し、製品・サービスが実現するまでのプロセス(主活動)を明らかにする。 これは、各プロセス毎の「強み・弱み」を明らかにするために行う。 例えば、「営業プロセスの強みは何か」「営業プロセスの弱みは何か」を明確にする。
経営戦略も大事であるが、オペレーションが弱ければコストダウンもできない、ムダの排除もできない。 トヨタ自動車、キャノン、ヤマト運輸は大企業だから、オペレーションの強い企業となったわけではない。 優れた企業は、企業規模が小さい間に「優れたオペレーションの仕組み」をつくって、改善を積み重ねてきた成果である。このことが競争優位を構築していくことになる。 オペレーションは、プロセス(機能)の集合から成っている。オペレーション・システム全体のバランスを保つこと、全体の効果が最大になるように調整していくこと、この事によって、優れたオペレーションにつながる。 優れたオペレーションにするには、次のことを仕組みに組み込むことである。
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(2006.2.20 長谷川好宏) | ||||||||||||||
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株式会社ウイズダムマネジメント
中小企業診断士 長谷川 好宏