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このような活動をすると、人間は生命の充実感を感じ、人間的活力、すなわち 苦難に耐える能力、創造的で進取的な態度、倫理的責任感などが高まってきます。
価値観や個性のちがう人たちが、その個性にもとづいてワークをすれば、集団活動がバラバラになってしまう。 だから、一人のリーダーが一つの目標と計画をたて、それにしたがって各人をレーバーさせてこそ、集団(チーム)は成りたつのではないか。というのが一般的な考え方です。 集団活動を民主化すれば何とかなるのではないかと考え、会議方式を取り入れ、みんなで実効策を決めて実行しても、みんなが、おもしろくならない。やっぱりレーバー的活動にしてしまう。 だから、集団活動の実績もさがってしまう。どうやってみても、集団活動ではレーバーをせざるをえないのではないか。 しかし、世のなかには、数は多くないけれども、みんながすばらしいワークをしている集団活動が、現に存在します。相対的に、みんなが心をかよわせ合い、活発に活動して実績のあがっている集団がある一方、そうではない集団がある。チームワークという言葉があります。 この言葉こそ、みんながワークしている集団活動を意味し、また、そのような活動が、可能であることを示しています。
その集団を構成する一人ひとりがワークして、しかもバラバラになることなく、それどころか強固に団結し、たがいに助け合い、補完し合い、1+1が3にも4にもなるような力を出す集団活動のことです。 このことが成立するためには、その集団が達成しようとする個々の具体的な課題に関して、集団全員がその心の中に、図表−1:「共通の目標」にあるような共通の目標をもつようにすることです。目標は、あくまでも個人個人の主体的なものだけれども、それらを集団全体の目標として一つのものにすることができなければ、チームは決して成立しないのです。
この段階で最も注目すべき点は、チームワークでは実効策の策定とその実行とは、原則的に切り離し得ないプロセスです。 実行者がみずからの実効策をたてるのがたてまえだという点です。 従来のやり方では、実効策を策定するのは上役であり、実行者たちは、上役の命令通りに、与えられた実効策を実行させられます。 チームワークにおいても、リーダーは厳然として命令します。ですが、その命令は、 第一に 計画・実行段階に入ることの決断です。 第二に 計画・実行分担者の任命です。 チームワークにおいては、すでにリーダーを含めて全員に共通に実行方針が明確に把握されているので、 それ以上にリーダーが、具体的な実効策までを策定し、命令する必要はないのです。 実行に移るためには、失敗の可能性に対する覚悟が必要であり、一身にその責任を負って勇気ある決定を行うことは、 責任者以外になしえない、最高の任務だからです。 また、各人の適性をよく見て、実行分担者を選定することも、責任者以外になしえぬ重要任務なのです。 さて、計画・実行段階においても、チームは時々ミーティングを持ちます。 これは、リーダーおよび、各実行分担者間の連絡調整のために開かれるのであって、チーム発想のためではありません。 この種のミーティングも当然、あり得るのです。実行を終えれば、最後に、また、ミーティングを開き、みんなで実績を評価します。 この時も、やはり、みんなでということがポイントです。実績のデータをミーティングで示し合い、評価するというよりも、みんなで味わい合うような感じに持っていきます。 このプロセスが、チームワークとして欠くことのできないしめくくりです。
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