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ISO9001の疑問にお答えします

ISO9001の疑問にお答えしますISOは人づくり

      

という疑問をお持ちの中小企業経営者様へ


1.ISO9001にお金と時間をかけてメリットがあるのか?

短期間に眼で見える ISO9001 メリットは?

企業の経常利益には、1〜2年では表れません.
ISO取得の準備と運用で1年程すると、目で見てわかる変化としては、
 ・ 雑然としていた社内の事務所、作業現場が5S(2S徹底)によって、スッキリすること
 ・ 社員が自ら働き始めます.
ISO推進ミーティングで、「新幹線に乗っている時にISO9001規格のポケットサイズ本を読んでいる同年代の人を見て、思わず声をかけたくなったよ」という中年社員がいました。約1年の挑戦目標があると、社内の雰囲気も変わり、社員の姿勢、背筋もピーンと伸びてくるのです。



短期的には次のようなメリットが得られます.

  • 経営トップの品質方針が掲示、徹底されるので、社員にやる気が醸成されてくる
  • 各部門ごとに数値で測定できる主体的な行動目標を掲げ、1〜3ヶ月毎にチェックするので、やりがいが生まれてくる
  • 5Sの徹底が運動として行われるため、2S(整理・整頓)が進み、社内の美化が実現する
  • 社員の手による内部監査制度の運用により、主体性が養われ、内部監査員にチームワークが生まれる
  • 会社の業務の流れが明確になり、ムダの発見と顧客クレームの原因が見えてくる
  • 社員から改善提案が出され、問題発見から予防処置により、事前にクレーム・リスクを回避しはじめる
  • 社員の仕事にに対する役割分担の明確化と「どのようにしてその仕事を遂行できるのか」という仕事の力量が本人に明確になる

 ISO9001のメリットをどこに求めるかは企業によって異なります.
 あなたの企業はISO9001導入によりどのようなメリットを望んでいるのか
 3つあげてそのメリットが明日の経営にどのような変革を期待できるか検討することです.

大手企業の自動車、プラント、電子電気関係など、ISO9001を取得している企業は、ISO9001の要求事項の「7.4購買」から供給先(納入業者)を評価し、合格した企業に発注するという規定を作っています.
この規定から1年に1度、この評価をする手間がかかるので、ISO9001の認証を取得している企業に対しては無条件に発注合格としている企業もあります.
ISO9001の認証を取得している企業が少ないうちは大手企業も手間をかけて発注先を評価しますが、中小企業で ISO9001「品質」の取得が増えると、ISO9001 品質マネジメントシステム の認証取得企業へ発注するという傾向になります.
企業の規模に係わらずISO規格の要求をクリアし、主体的に有効性を発揮する努力を続けている組織の社員は、同様のISO仲間の組織に親近感を感じるのは当然でしょう.
発注先を選別する手段としてISO9001が使われている場合もありますので、整理される側に入らぬようにしましょう.

中長期に見れば ISO9001 メリットは?

経営利益の増加、付加価値の増大、生産性の向上に寄与します.
ISOの効果は:

  • 顧客の信用が高まり、口コミで新しい顧客が増ます.
    ISOは顧客満足志向で増客につながるのです.
    増客のメリット!
  • 社員一人一人、パートタイマーまで、意識が変わり、会社全体が生き生きと目標を持った行動になってきます.
    会社の目標→部署目標→個人目標→達成感
  • 社員が会社を誇りに思い、改善がさらに改善につながり、やりがいを持ちます.
    継続的改善が板についてきます
  • 社員みんなが『5S+整備+安全』に努めて、お客様や取引業者など来社来店の人がその変化に驚かされます.
  • 5Sの成果は1年ぐらいで見えてきますが、中長期的にはオフィスや工場をショールーム化、ミュージアム化にすることが可能になります. ISO9001の成果を「見える化」でお客様に品質の満足を得てもらうことができます.「品質を形にする」のがISO9001の仕組みです.

ISO9001のデメリットは?

  • ISO取得という看板だけで、中味が伴わないと、社員もガッカリする.
    良いコンサルタント選びが大切です.
    ISOも知っているが、それ以上に中小企業に実態を知っており、自社の状況を理解してくれる中小企業コンサルタントを選んでください.
  • 審査料、コンサルタント料の実費もかかるが、社員全員による経営マネジメントシステムの仕組みづくりに使う時間工数が大きい.
    方針目標を明確にし、全員が一致してやらなければ、認証取得にかかる作業が業務の負担となります.
    ISO取得準備のプロセスでは、社員間にチームワークが必要です.
    社員の意識変革のないISO取得はデメリットを生みます.

2.ISO9001 コンサルタント は必要か?

  • 結論から言って、ISO9001 コンサルタントは必要です.
  • ISOコンサルタントを使わないで認証を取得される企業も少なからずあります.
    「コンサルタント料を払わずに済んだ」と自慢されるトップもありますが、よく考えますと取得準備期間の1年前後は、 企業も社員も意識や考え方を変える千載一遇のチャンスです.
    ISO認証を取得するだけでなく、組織のムダを除き、社員を啓発して主体的・積極的に変化するチャンスなのです.
    そのような取得準備期間にするためには、力量と経験を有し、中小企業のマネジメントをよく理解している経営コンサルタントを 活用する方がメリットは大きくなります.
    「ISO9001認証取得」の看板を掲げている企業でも、ISOコンサルタントを使ってISO取得が形だけで終わっており、 社員も「維持が大変ですわ」と他人事のように形骸化している企業があります.「どこにISO規格の思想・哲学が 反映しているのか」と言いたくなるぐらいです.
  • ISO9001:2008年版は、中小企業に経営にとって有効な品質マネジメントシステムです.
    現在の自社経営システムを活かしつつ、ISO9001世界標準の顧客満足型の経営モデルを導入することは経営体質の改善になります.
  • 現社員の力量レベルがどのような状態であろうと、例えば学歴・経験に関係なく、仕事と会社に対する意識革新を図ることを同時に実行しなければなりません.
    このために、投入する費用、この準備に全社が1年間かける工数のコストを考えると、 ISO9001コンサルタンを使って「儲かる有効な経営モデルを創る」方がメリットがあると言えます.
  • 中小企業の実態がよくわかった経営コンサルタントは、ISOの要求事項を必要最小限に抑えて文書化の支援をしてくれます.
    ISO認証取得は「ISO9001品質マネジメントシステム」の試合スタート台に立ったことを意味します.
    これから3年後の認証更新に向かって「儲かるISO」「付加価値を生む組織に変身していく」本格的なプロセスに入ります.
  • 「ISOコンサルタントを使わずに文書化づくりをしたが、クリアできるかどうか不安なので監査してほしい」という依頼がありました.
    品質マニュアルの規定も他社のコピーや書籍を参考にされて、過大な文書化が行われていました.
    不要な文書化を削除することと文書化の構成を見直すアドバイスをさせていただきました.
    この企業は社内コストを膨大にかけてムダなことをしている一例です.

どんなコンサルタントが必要ですか?


  • コンサルタントには2つの専門知識が必要
    ISO9001コンサルタントには経営の仕組み、マネジメントに通じた専門家とISO9001:2008年版の知識と 品質管理に関する知識・経験を有する専門家、双方に両立したコンサルタントが必要です.
  • 中小企業の経営・現場の知識を持つコンサルタント
    中小企業は15〜45人クラスの規模であれば、業務を兼任しています.
    管理者、役員と言っても第一線の営業や現場で作業をしています.
    このような中小企業の実状に通じ、コンサルタント経験のある、中小企業のマネジメントがわかっている人が最適です.
  • コンサルタントの判定は中小企業経営者、社長の眼で
    社長がISO9001コンサルタントに会われて、この人は信頼ができ、社員を育成できるかどうか判定してください.

3.ISO9001 コンサルタントの料金はどれぐらいかかりますか?

  • 経営コンサルタントにより、異なるといえます.
    中小企業の社員レベルもマチマチでしょうが、標準的な料金は、次の通りです.
    例1 コンサルタント料金
    ISO9001にも精通しており、中小企業のマネジメントにも造詣が深く、社員教育もお手のものというコンサルタントの場合、次のようになります.
      ISO9001コンサルティング料金
       1,600,000 〜1,900,000 円 (事業所が複数ある場合などで変わる)
        支援機関及び回数が増えても合格まで責任指導を含む
    例2 ISO9001内部監査員資格付与 研修費
    内部監査員の養成と資格を与える必要があり、外部研修を受けるか、社内で研修するか、いずれかです.
    社内での内部監査員研修をお勧めします.
     研修料金:1泊2日で200,000 円、人数は6−10名(宿泊料は含まず)
       一人当たり@20,000の研修料になります
       研修の終わりに試験があり合格すると終了証書が貰え、資格付与のパスポートになります.
  • ISO9001コンサルタントの活用は、社内にISO9001に通じる専門家がいない場合は?
    もし、自社でスタッフを雇用すると年間400〜500万円以上支出が伴います.
    しかも、毎年人件費はかかってきます.
    ですから、必要に応じてコンサルタントに頼み、取得支援と人材育成、経営システム改善を含めてやってもらう方が、費用がかからないのです.
    認証取得後も、1年間フォロー契約をすれば、(@50,000〜@150,000 円ほど)月1回の支援を受けられるので、社内の担当者は業務と兼任でも維持できます.

4.経験の少ない後継者にISO9001取得準備のリーダーをさせたい

若手の後継者がおられる場合は、事務局メンバーに加えて、管理責任者のサブ・リーダーにされるか、 しっかりされた30歳代の方であればリーダーをされることをお勧めします.
この場合、ISOコンサルタントが支援と後継者の育成の視点からISOの仕組み、文書化、また、人の管理なども教えてくれます.
後継者の方がリーダーシップを振って、新しいISO9001品質マネジメントシステムの構築をすることで、 他の社員がその力量を認めるきっかけになるでしょう.後継者の方も自信がつきます.

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どれぐらいの期間と時間、費用をかければ、認証取得ができるか、
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